2017
11.14

Vol.3妊娠中に乳がんが発覚、安定期に乳房温存手術を行い産後は放射線治療を行いました。

乳癌(妊娠・出産・産後)体験談募集


Vol.1では、妊娠中に乳癌と確定診断を受けるまでの実体験。

Vol.2では、妊娠中に乳がんが発覚し手術方法が決まるまでの実体験。

今回Vol.3では、乳がんが発覚してからの精神的ダメージ・手術前の過ごし方・手術当日・放射線治療・授乳についての体験談をご紹介したいと思います。

「妊娠中に乳がんが発覚、精神的ダメージが身体に現れ始める」


妊娠中に乳がんが発覚し、ステージやタイプが分かるまで約2ヶ月(※内1ヶ月は経過観察)&手術方法や日程が決まるまでに約2週間と乳がんについて悩んだり、対応に追われる日々を送っていました。

乳房温存手術を行う日程が決まり、手術を行う日まで平穏に過ごそうと思っていました。

私のマタニティライフは悪阻もなく体調も妊娠前と変わらず好調だったのですが…
精神的ダメージは自分が思っている以上に受けていたようです。

最初の不調は口唇ヘルペスでした。

口内炎は良く出来ていたのですが、妊活中から葉酸を含む食事や葉酸サプリを利用する事で症状が出なくなりました。口唇ヘルペスの症状をはじめて発症したので最初は唇に出来ていたのですが口内炎なのかなぁ?と勘違いしていました。

2~3日経過するとなぜか口唇ヘルペスが出来ている右側のほっぺたがおたふく風邪のように熱を持ち腫れました。

最初は原因が分からず、産婦人科でおたふく風邪の検査を受けたところ陰性。

心配だったので係りつけの内科へ行きました。

その際に唇を見て「口唇ヘルペス」になっていると診断されました。

口内炎だと思っていたので口唇ヘルペスの妊娠中でも利用できる薬を処方して貰いましたが頬の腫れに関しては原因不明。

口腔外科に連絡をしてみては?とアドバイスを受け連絡し症状を伝えると、大人になってから口唇ヘルペスの初感染の時は重症化しやすく顎の下のリンパが腫れたりすると説明を受け原因が分かりホっとしました。

口唇ヘルペスは、口や唇周辺にできる、ピリピリ&ちくちく痛む小さな水ぶくれが出る症状。
「風邪の華」「熱の華」とも呼ばれ、免疫が落ちている、体調が良くない時に出る事が多いようです。

口唇ヘルペスを発症した結果、内科→産婦人科→口腔外科とまたもや病院を駆け回る事となりました。

乳がんが発覚してもお腹の赤ちゃんの為に気を確かに持たなければと思っていたのですが、体は正直に反応し「少し安め」と信号を出しているんだなと思いました。

1週間ほど安静にしていたら口唇ヘルペスの症状も顎の下のリンパが腫れも治まりました。

「乳がんの手術前にプチ旅行へ行ってきました」

乳がんが発覚する前から計画していたマタニティ旅行。

半分諦めていたのですが、乳腺外科の先生に「旅行に行ってきてもいいですか?」と訪ねると「OK」を頂けました。

産婦人科の先生にも承諾を受け、予定通り旅行を満喫する事が出来ました。

気分転換にもなり行って良かったと思っています。

乳房温存手術の日が決まってから、やはり気になるのはおっぱいの形がどうなるのか!?という事。

手術までに何度か調べたのですが調べるたびに不安になり落ち込む日々が続くので、手術までは何も検索しない事にしました。

何も検索しなくなってからは自分が乳がんだという事を忘れるくらい平凡で平穏な日々を過ごせたように思います。

術後のおっぱいの形は、8cmの腫瘍を摘出したにも関わらず、左右の胸のバランスはあまり変わりません。

元々の胸の大きさや腫瘍が出来た場所によって左右の胸のバランスが保てるか保てないかは異なってくるのかもしれませんね。

病院での説明では傷口は大きく凹むといった内容の説明を受けていたので覚悟していたのですがおっぱいの形は思った以上に変化がなく下着も手術前のもので問題ありませんでした。

「乳がんの入院期間と準備品」


乳房温存手術は最短で日帰りの方もいらっしゃるそうです。

私の場合は妊娠中ということもあり5日間入院する事となりました。大部屋でも良かったのですが妊娠中の私を気遣って「個室でゆっくり休んで」と部屋を家族が用意してくれました。
【入院時に持参した物】

  • 前開きのパジャマ
  • 前開きの下着
  • ストロー
  • タオル
  • ブランケット
  • スリッパ
  • アメニティー
  • 充電器
  • 育児本
  • 暇つぶしの漫画
  • 果物
  • サラダ
  • お守り

前開きのパジャマや前開きの下着は産後に利用できる物を選び持参しました。

乳房温存手術は食事制限がないため果物やサラダなど持参し冷蔵庫に入れておきました。(※個人差があるかもしれません)

家族&友人から頂いたお守りも病室に置き、安産祈願を行った腹巻も巻いて行きました。

乳房温存手術は、病室から出て戻るまで4時間程だったと家族から聞きました。


センチネルリンパ節生検が行えなかったのでリンパは2個だけ摂りました。

マンモグラフィー(乳房X線検査)が行えなかったので腫瘍は少し大きめに摘出しました、腫瘍の画像もあるのですが添付するのは控えました。

顕微鏡検査の結果、転移はなくホっとしました。

手術当日はおしっこの管・両脚に脚の機械(むくみ防止)が翌日の朝まで付いていました。

寝返りができず、動かせない腰・足首が痛く出来る限りの範囲でもぞもぞしながら一晩を過ごしました。

手術の痛みよりも、腰痛に耐える時間が辛かった様に思います。

術後から1年が過ぎましたが、リンパ浮腫の合併症などの症状はありませんが、腕を上げる時に多少傷口が突っ張る感じはします。

日常生活に支障は今のところ感じていません。

「放射線治療を行ったおっぱいからは授乳できない」


結論から言うと放射線を浴びたおっぱいからは授乳が出来ませんでした。放射線を浴びた胸は次の子を妊娠し出産した時も授乳は出来ないそうです。

産後早々に放射線治療を開始しました。

乳がんの放射線治療は照射数と治療回数が異なる16回と25回と選ぶ必要があります。

16回は1回の線量を増加させ治療回数を少なく出来きます。

手術を行った大学病院では16回の放射線治療が導入前だった為、サードオピニオンを行った大学病院で放射線治療を行う事になりました。

16回の放射線治療について説明を受けた際にガイドラインの説明がありました。

  • 診断時年齢が50歳以上
  • がんの大きさが5cm未満
  • 化学療法を併用しない
  • 線量分布が良好である

16回の照射法が適用されるのは上記の条件に合致する方、私の場合は36歳なのでガイドラインで言えば条件外でしたが産後の体の負担を考え16回を選びました。

担当医の方に、もしかしたら将来再発した際に「あの時に25回ちゃんと放射線治療をしていたら」と後悔しませんか?と問われました。放射線治療の選択だけが再発の原因ではないと思うのですが、その時はまた1から治療に専念しようと思いました。

生命保険に加入されている方は16回・25回と回数が異なる場合、適応されない場合もあるそうなので治療方法を選択する際に合わせて確認する必要があります。

私は加入していた生命保険が16回の放射線治療でも適応だった為とても助かりました。

放射線治療初日はとにかく胸が張って痛くて眠れませんでした。

放射線治療3日目、右胸からおっぱいが出なくなりました。

放射線を浴びていない左胸から授乳するのも問題ないのかな?と心配していましたが、担当医の方が言うには「放射線を浴びている胸から授乳しても問題ない、だけど出なくなると思います」と説明を受けていました。

気持ち的な問題かもしれませんが、放射線治療を受けている間は左胸のおっぱいは搾乳し捨てていました。この期間は粉ミルクを利用する事にしました。

放射線治療が終了後、数日たってから左胸から直接授乳をスタートしました。(※ホルモン治療は行っていません)

放射線を浴びていない左胸だけでもしっかり授乳が出来たでので混合ミルクで元気にすくすく体重も増え、赤ちゃんは問題なく成長しています。

注意すべき時は、片方のおっぱいだけで授乳していたので、いつの間にか向き癖がついてしまい!!バランスよく寝ている時などに頭を動かすように心がけました。

放射線治療は月曜日~金曜日通う事になります。

放射線を浴びる時間は5分程度ですが、家から病院の往復にトータルで約1時間程でした。

個人差があるようですが、放射線を浴びていると嫌悪感や疲労感を感じる方もいらっしゃるようですが、私はそういった症状はあまり感じませんでした。

放射線による皮膚のトラブルの症もなく、乳首の皮膚が脱皮する感じでむけましたが痛みなどは感じませんでした。

治療を行っている間は家族がサポートし、産まれたばかりの我が子のお世話をしてくれました。

16回の放射線治療後にCTを行いました。

過去の肺炎の影と甲状腺の低下が見受けられるとの事で血液検査を行いましたが問題はありませんでした。

正直この頃は、放射線治療が終わったのにも関わらず、なかなか通院が終わらないので少々苛立っていました。

そんな愚痴をこぼして帰宅すると家族から小林麻央さんの訃報を聞かされました。

些細な事でもちゃんと検査しなさいと言われ反省しました。

そして、同世代で2児の母である小林麻央さんの事を思うと涙がとまりませんでした。

「毎日のセルフチェックがとても大切です。」


産後、授乳している左胸ばかりを気にしていたのですがある日、乳房温存手術を行った胸にシコリを見つけて焦り即効で病院へ。

大学病院は当日連絡しても見て貰えないとの事だったので、最初に乳がんを見つけてくれた病院へ行きました。

心臓がバクバクしながら結果を聞くと「皮膚の炎症」との診断、転移じゃなくてホっとして帰宅しました。

帰宅した後に「皮膚の炎症?てなんだろう?」と気になり、数週間後にフォローアップで手術を行った病院に予約を入れていたので再度検査しました。

皮膚の炎症=乳腺炎

放射線を治療した胸の乳腺は勝手に死滅したと思い込んでいたので「乳腺炎」と聞いて驚きました。

日頃のセルフチェックを怠ってはいけないなと肝に銘じ、毎日欠かさずチェックしています。

乳がんを経験されていない方も毎日のセルフチェックをおすすめします。

VO.3では、手術前のトラブル・出産後の授乳・放射線治療についての体験を掲載しています。

VO.4では、乳がん治療費&生命保険の加入についての体験を掲載したいと思います。

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ボヌール ママン
妊娠中にステージ1の乳癌が発覚し安定期に治療(乳房温存手術)を行い赤ちゃんを無事出産する事が出来ました。妊娠中に乳癌と診断された方や乳癌と診断されて将来の妊娠&出産に不安がある方の参考になればと思い実体験を掲載しています。乳癌は早期発見がとても大事です。セルフチェックや定期的に乳癌検診を受ける事をおすすめします。

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